偶然見つけた隠れ家レストラン「グリル華」で絶品地元料理を堪能
〇グリル華グリル華
ぐりる はな
愛知県田原市田原町倉田
M79C+JM 田原市、愛知県
何も考えずにランダムで選んだお店が、またしても「渥美半島どんぶり街道」にエントリーされたお店だという驚きの展開でした。渥美半島、やっぱり恐るべしですね。
お店に到着すると、かなり広くて、活気のある雰囲気。僕たちと同じタイミングで法事か何かを終えた大人数が2階に上がっていくのが見えました。その人たちが乗ってきたバスも、お店のもののようです。そんな団体さんとは別の空間で食事を楽しめたのは、正直ありがたかったです。
さて、僕たちは1階で席に着きましたが、こちらも広々としていて快適。ただ、昨日まで暖かかったので、空調の設定が控えめだったのか、少し肌寒く感じました。上着を持ってくるべきだったなと少し後悔。
お店の名前に「グリル」が付いているということは、やはり焼き物が得意なお店なのでしょう。メニューを見てみると、地元の食材を中心に、割烹と定食屋の中間といった感じ。食堂ほどメニューが豊富ではないので、定食屋か和風ダイニングに近いかなといった印象です。
僕は「にぎわい天丼(1250円)」にご飯大盛り(150円)を追加、彼女は「菜の花定食(1500円)」を注文。最初に彼女のブロッコリースープが出てきましたが、これはポタージュに近い感覚。香りが独特で、味もとても良いです。お店のスタッフに「このスープ、人気なんですよ。温かいうちにどうぞ」と勧められ、確かに熱すぎず、温かさがちょうど飲みやすい感じでした。

キャベツのコロッケも驚きの美味しさ!普通のジャガイモコロッケではなく、キャベツを使ったもの。キャベツ感を残しつつ、サクサクに仕上げていて、これは一体どうやって作ったんだろうと思うほど。菜の花の天ぷらもサクサクで、口の中で広がる美味しさ。味噌汁は具沢山で、豚汁に近い感じ。地元の黄色い人参が使われていて、天ぷらや味噌汁でその食感を楽しめました。
天丼は、醤油かピリ辛味噌で選べるということで、僕はピリ辛味噌を選びました。初めて食べる三河ポークの天ぷらですが、スライス肉を使っているため、味噌や衣の味に負けてしまい、肉の味が少しわかりにくかったかも。見た目は少し寂しい感じがしましたが、肉に厚みを持たせることで、もっと味が伝わりやすくなると思います。天ぷらの種類は、ブロッコリー、うずらの卵、人参、キス、茄子などがありましたが、すべてに最初から味噌がかかっていて、正直、素材の味があまり感じられませんでした。追い味噌がついてきたのですが、個人的には最初からかけないで提供してもらいたかったですね。
それでも、天ぷらのボリュームはかなりのもので、ご飯大盛りでも足りないくらいでした。
スタッフの対応もとてもフレンドリーで、素人の質問にも丁寧に答えてくれました。地元の食材についても勉強できて、食事だけでなく、地域の魅力も再発見できた気がします。
本記事は、個人の経験に基づいた感想で、専門的な知識に基づくものではありません。